頻尿の原因や症状は人さまざまです。

今回はさまざまな頻尿の原因や症状について、体験談で解説をしていきたいと思います。

頻尿ではない正常な排尿とは

膀胱に尿が溜まると、膀胱と脳が連携を取り合ってスムーズな排尿ができます。

蓄尿から排尿までは「おしっこのメカニズム・膀胱(蓄尿)・尿道(排尿)について」で詳しく説明していますが。

正常な排尿とはどのようなことなのか詳しく見ていきましょう。

正常な排尿

正常は排尿の基準は1日起きている間に平均して6回程度、寝ている間は0回になります。

量は1日に合計して1〜1.5ℓになり、蓄尿、排尿中ともに不快感はなく、排尿後には尿が膀胱に残っている感じもない状態ですっきりします。

私たちは膀胱に100〜200mlほどの尿が溜まると尿意を感じ、トイレへ向かいます。

この際、ある程度尿を我慢で着る状態です。

排尿中は尿の勢いが良く、尿が途切れることはありません。

しかし、膀胱が異常に活動している状態や炎症を起こしてしまっていると、尿意を我慢することができなかったり、尿の勢いが弱まったりします。

自分の蓄尿から排尿まで異常がないか改めて確認してみてください。

頻尿と判断する目安とは

先ほども記載しましtが、正常は排尿の基準は1日起きている間に平均して6回程度、寝ている間は0回になります。

もし、それ以上トイレの回数が多い場合、頻尿の疑いがあります。

頻尿と言っても、日中にトイレの回数が多い、昼間頻尿、寝ている間にトイレの回数が多い夜間頻尿など、症状は様々です。

症状によって尿意に悩まされている方もいれば、1回で全て排尿できずにトイレの間隔が短く、悩んでいる方もいます。

頻尿の原因ごとの体験談を読み、自分に一番近い頻尿の症状の方を見つけることで原因がわかるかもしれません。

急性膀胱炎による頻尿症状

Uさん(29歳)女性の頻尿体験談

去年の冬、仕事中に尿意を感じたのですが、恥ずかしい話、尿意を感じると同時におしっこがでてしまいそうになりました。

なんとか漏らさずにトイレへ駆け込んだのですが、突然のことだったので自分でも驚きました。

トイレの後は残尿感もあり、またすぐにトイレへ行きてくなってしまい、同期の子にはお腹痛いの?っと心配されたほどでした。

次の日も同じような状態に加え、おしっこをするとき下腹部に痛みも感じ、仕事に集中できないため、婦人科を受診しました。すると急性膀胱炎と診断されました。

ずっと働きづめで風邪っぽさもあったので、数日間お休みをいただき、処方された薬を飲み、安静にしてたらすぐに症状が落ち着いてきたので良かったです。

急性膀胱炎による頻尿の特徴

急性膀胱炎は、トイレが近くなる、排尿痛などが一般的に見られる症状になります。

尿意を我慢したり、性行為、ストレスなどが原因となります。

また、風邪や過労などで菌に対する体の抵抗力が下がっていると急性膀胱炎になりやすく、悪化すると排尿時の痛みだけでなく、腰痛や血尿の症状が出ます。

急性膀胱炎を繰り返すと慢性膀胱炎になり、完治しにくくなります。

前立腺肥大症による頻尿症状

Mさん(60歳)男性の頻尿体験談

60歳になる手前あたりから尿の勢いや出の悪さを感じていました。

また、夜になると必ず2回は睡眠時にトイレにおきるようになり、体があまり休まった感じがありませんでした。

明らかに若いときと比べ、トイレに時間がかかるようにもなっており、排尿の悩みを医師に相談したところ検査してみることになりました。

前立腺肥大が原因かもしれないということで、検査は超音波検査と採血を行いました。

やはり、前立腺が肥大してしまっており、尿道を圧迫していたようです。

前立腺肥大症による頻尿の特徴

前立腺肥大症の多くは、中高年の男性が多い病気で、前立腺が肥大することにより、尿度を圧迫し、尿の出が悪くなったり、トイレの回数が増える、残尿感があるといった頻尿状態になります。

前立腺肥大症は初期の段階であれば、薬の服用により治療が可能ですが、悪化してしまうと手術が必要になってきます。

前立腺肥大症による過活動膀胱の症状

Wさん(55歳)男性の頻尿体験談

1ヶ月前くらいに前立腺肥大症と診断され、処方された薬を飲んでいましたが、症状が少し緩和された程度でトイレに行く回数はまだ多い状態でした。

さらに尿意に襲われると我慢ができるかできないかギリギリの状態でトイレに駆け込むことも増えていました。

再度泌尿器科を受診したところ、過活動膀胱という診断を受けました。

前立腺肥大症と過活動膀胱の2種類の薬を服用し、今までの症状が嘘のように良くなりました。

初めは誤診かと疑いましたが、調べているとよくあることらしく、安心しました。

前立腺肥大症による過活動膀胱の特徴

前立腺肥大症により、尿道が圧迫され、膀胱に溜まった尿が1度に全て排尿しきれないと、膀胱は常尿を無理に出そうと常に活動を続け、過活動膀胱を発症するケースがあります。

前立腺肥大症の方の2人に1人の確率で、このような症状がみられます。

前立腺肥大症にはαブロッカー、過活動膀胱には抗コリン薬といったそれぞれの病気に合わせた薬が処方されます。

心因性による頻尿の症状

Aさん(23歳)女性の頻尿体験談

心因性からくる頻尿の症状を経験しました。

実家に帰省するため長距離バスに乗り、寝ようをしたところ、トイレに行きたくなってしまいました。

トイレの付いていないバスだったため、次のサービスエリアまで我慢しなくてはいけません。

自分が思っていたよりもその道のりが長く、漏らしてしまいそうになるギリギリでサービスリアに到着し、なんとか間に合いましたが、その後、またこうなるのではないかという不安から眠ることができなくなってしまいました。

1週間ほど実家の方にいましたが、友達と遊んでいてもトイレが近い気がしてなんどもトイレへ行き、心配されました。

帰ってくるときは、バスにトイレ付きのものに予約を取り直すくらい頻尿の状態は深刻になっていたため、戻っててすぐに泌尿科を受診しました。

尿検査後に、膀胱炎などの原因は見つからないといわれ、問診後に心因性のものだと診断を受けました。

初めてだったので治るものなのか心配でしたが、安静にし、医師にアドバイスされたことを実践て症状が落ち着きました。

心因性による頻尿の特徴

膀胱炎の原因が発見されない、自分が安心できる場所、寝ている間などには頻尿の症状が出ないのが心因性頻尿の特徴になります。

心因性の場合、リラックスできる状態を作ったり、不安を取り除くことが大切になってきます。

自分の排尿のタイミングを理解することでトイレに行く時間を把握でき安心感がえられるため、排尿した時間を書き出す頻尿日誌を付けるのも一つの手です。また、専門医によるカウンセリングもおすすめです。

間質性膀胱炎による頻尿の症状

Yさん(32歳)女性の頻尿体験談

若い時から膀胱炎になりやすく、特に病院へは行かず、気付いたら治っているという状態だったため、症状がでても、あーまた膀胱炎っぽいっという感じでした。

30歳を過ぎた頃、少し症状が強い膀胱炎を経験し、友人に相談したところ病院の受診を勧められました。

総合病院で、膀胱炎が慢性化してしまっていると言われ、薬を処方され飲んでいましたが症状良くなるどころか、どんどん悪化している気がして、痛さで立っているのもやっとでした。

あまりにも辛すぎるため、これは膀胱炎ではないと思い、専門医を受診したところ日本では珍しい間質性膀胱炎という診断をされました。

今は痛みを抑える鎮痛剤と抗アレルギー薬を飲んで少し落ち着いている状態です。治療するにも結構大変な病気らしく悩んでいます。

間質性膀胱炎による頻尿の特徴

間質性膀胱炎は、検査をしても膀胱炎の原因菌が見つかりません。

保険のきく治療法の数が少ないく、手軽におこなえるものが少ないため、完治するまでにとても時間がかかります。

また、専門としている病院も少ないため、調べて間質性膀胱炎の診察、治療してくれるところを探す必要があります。

過活動膀胱による頻尿の症状

Oさん(54歳)女性の頻尿体験談

近年、年齢のせいか、冷え性のせいか頻尿の症状が頻繁に出てきていました。

長時間トイレへ行けないと事前に分かっている時には尿漏れパットを一応あてるようにしていましたが、それでも安心できない日が何度かありました。

つい2週間くらい前に、突然尿意を感じ、トイレまでもたないかもしれないと感じた日があり、その日以降このような症状が1日に何度か起こるようになりました。

仕事をしているため、自分のタイミングでトイレへ立つことが難しく、なるべく尿意を感じる前に済ませておくよう心がけていましたが、このままでは仕事が手につかない状態なため、早めに病院へ行きました。

尿検査後、超音波検査の受診を勧められ、受診した結果、過活動膀胱になってしまっていました。

過活動膀胱による頻尿の特徴

突然の強い尿意と頻尿の症状が特徴で、強い尿意によりトイレに間に合わず、漏らしてしまうこともあります。

原因は様々です。

過活動膀胱は薬以外でも自分で予防や改善することも原因によっては可能になります。

40歳以上の12.4パーセントの男女が経験している病気になります。

糖尿病による夜間頻尿の症状

Sさん(52歳)男性の頻尿体験談

丼モノやラーメンが大好きで、糖尿病になってからは満足するように食べられていませんでした。

診断後は軽い運動や食生活の見直しを行い、糖尿病改善に努めていました。

50歳を過ぎた頃から、夜中に何度も目が覚め、トイレに行くことが多くなりました。

会社の健康診断の際に、以前と変わったことはと聞かれたので、夜中にトイレに行くようになったと答えると、尿の状態について聞かれ、答えると夜間頻尿の原因は糖尿病かもしれないとのこと。

どうやら糖尿病の方は、喉が乾きやすく水分を取り過ぎていることが多く、頻尿の症状出るみたいです。

糖尿病の進行とともに、膀胱に尿が残っていたり、尿の勢いが弱くなると説明されました。

おそらく、糖尿病と診断を受けた際にも説明があったはずのなのですが、すっかり忘れていました。

糖尿病による夜間頻尿の特徴

前立腺肥大症と糖尿病が同時に発症する場合があります。

それぞれの症状が出るため、単体の病気よりも強い排尿障害が起こります。

糖尿病になると、糖分と水分が一緒に排出されるため尿の量がふえます。

さらに喉が乾くため、無意識のうちに過剰な水分補給をしている可能性もあります。

高齢者の夜間頻尿の症状

Iさん(78歳)男性の頻尿体験談

私の父(78歳)の話になってしまいますが、高血圧の薬は飲んでいますが、元気に生活を送っています。

しかし、75歳ぐらいの時から寝ている間に何度かトイレへ行くことが増えました。

障子一枚挟んだ向こう側に父は寝ているため、夜中に起きると物音で分かります。

私自身仕事で体を動かすことが多いため、夜はしっかりと睡眠をとりたかったのですが、目が覚めてしまい寝不足なことが続きました。

父自身も体が休まらないと悩んでいました。

インターネットで調べていると、同じように夜間のトイレの頻度で悩んでいる方が多く、夜間頻尿の疑いがあるチェック項目に父が当てはまりました。

さらに高血圧の薬で夜間頻尿の原因となる場合があるということを知り、父に翌日病院でその旨を伝えてもらい薬を利尿作用の少ないものに変えてもらいました。

すると症状は軽減し、父と私の悩みも解決しました。夜間頻尿という言葉を初めて知り勉強になりました。

高齢者の夜間頻尿の特徴

年を重ねると抗利尿ホルモンという尿量を調節するホルモンが若い時と比べて日夜問わず多く分泌されます。

抗利尿ホルモンの分泌が多くなればなるほど尿量は増えるため、トイレの回数も自然に増えます。

また、無意識に過剰に水分を摂取したり、降圧剤や強心剤は利尿作用が副作用ととして出る場合があるため注意が必要です。

脳梗塞の後遺症による頻尿

Hさん(62歳)男性の頻尿体験談

数年前に脳梗塞で倒れ、後遺症で頻尿になってしまいました。

退院直後にはこのような症状は見られなかったのですが、数日後に以前よりもトイレが近くなっていると感じました。

医師によると、脳の神経トラブルにより、膀胱の神経にも影響が出て過活動膀胱というものになるみたいです。

少し妻に手伝ってもらいながら生活してます。

脳梗塞後遺症の頻尿の特徴

膀胱と脳、脊髄の神経にトラブルが生じると排尿の連携がうまく取れず頻尿状態になります。

多くは過活動膀胱とよばれるものになり、膀胱が活発に活動をしてしまうことにより起こります。

排尿時の痛みが強い場合や、尿が濁っていると感じた場合、すぐに病院で診てもらいましょう。

がんが原因の頻尿

Tさん(58歳)女性の頻尿体験談

半年前の冬にトイレが異様に近く感じました。

残尿感もひどく、冬だから膀胱炎になったのだと思っていました。

昔数回膀胱炎の経験はあったものの、こんなに辛かったかなと思い初めて病院へ行き、頻尿の薬を飲んでいました。

しかし、飲み続けても良くならず、頻尿だけでなく、腰や下腹部に激痛が走り、立っていられないほどになったと思い再度病院へ行くと尿に血がうすら混じっていると言われました。

詳しく検査を受けるため、泌尿器科を紹介され、膀胱がんの診断を受けました。

初めはただの膀胱炎だと思っていたのですごくショックでした。

早期発見で初期段階だったのでまだ良かったです。

どうやらタバコが原因の一つだったみたいです。

膀胱炎を甘く見ていたと反省しました。

がんが原因の頻尿の特徴

膀胱がんは膀胱炎と似た症状がでます。

また、男性の場合、前立腺肥大症と前立腺がんが同じような症状がでるため、症状が出た時点ですぐに病院での受診をおすすめします。

がんの症状は血尿としてあわられることがほとんどで、進行が進むにつれ色も濃く、塊として血が出てくる場合もあります。

アルコール摂取が多い方、喫煙者は前立腺がんになる可能性が高いといと言われています。