頻尿の症状が出た際、病院では様々な方法で原因を探しだします。

気軽な検査から、精密検査まであるため、自分の症状と照らし合わせて見てみてください。

「気軽に受けれる痛みのない」頻尿の検査内容

こちらの検査内容は、尿検査、超音波検査、尿細胞診、尿流測定の全部で4つになります。

尿検査について

頻尿の症状が出た時に、必ずと言っていいほど初めに尿検査を行います。

尿は確実に体内の健康状態を反映するため、原因みつけるにはとても手軽な方法の一つになります。

通常通り排尿する際に、中間尿を紙コップなどに採取して提出します。

頻尿であると量がたくさん取れないかもしれませんが、出せる範囲で提出しましょう。

尿の成分や性質の分析、白血球や細菌が入り込んでいないかを調べます。

細菌が見つかれば、膀胱炎や尿道炎などの診断になります。

もし、血液が混じっている場合には、炎症性の病気やがんの可能性が高いためさらに詳しい検査へ進みます。

超音波検査について

排尿トラブルの場合、膀胱や腎臓、前立腺があるあたりに超音波のでる器具をあて、検査を行います。

この検査により、膀胱に残っている尿の量を計測したり、膀胱の中に腫瘍がないか、腎臓や前立腺の形の確認することができます。

もし、前立腺が肥大し、尿道を圧迫していた場合、前立腺肥大症が原因の頻尿ということがわかります。

超音波検査は表面に器具を当てるだけなので痛みはなく、産婦人科でお腹の中の赤ちゃんを見るためにも使われ、放射線を浴びるない検査方法で、体への害が全くとても安心して受けることができます。

尿細胞診について

尿検査のように採取した尿に特殊な染色を行い、細胞の中にがん細胞の有無を調べる検査になるため痛みはありません。

専門性の高い検査になるため、資格を持った検査師が顕微鏡で見て判定します。

評価は5段階に分かれており、数字が高いほどがんであると診断されます。

4以上の判定が出た場合、がんであるケースが非常に高くなります。

また、あくまでも尿細胞診のみの判断になるので、1や2であっても他の検査でがんが見つかることがあります。

尿流測定について

洋式のトイレに装置がついたような測定専門の機械に向かって排尿する検査になります。

個室で行われる病院が増えたため、通常のトイレと変わらず受けられる検査になります。

この検査によって、出はじめから終わりまでの尿量、出すためにかかった時間、途中の尿の勢いなどを調べることができます。

通常尿意がある場合、300mlほどの尿が排尿されますが、これより少ないと膀胱の容量が小さいか、1度に出る排尿量が少ない排尿トラブルが疑われます。

また、尿を出し切る時間は約30秒と言われており、1秒あたりの尿量(尿流率)の計測で、最大尿流率が15ml以下の方は、排尿困難と診断されます。

「少しつらいが専門的にみる」頻尿の検査内容

こちらの検査内容は、ウロダイナミクス検査法、内視鏡検査の2つになります

ウロダイナミクス検査法について

膀胱の蓄尿・排尿のすべてを総合的に調べる検査になります。

尿道からカテーテルを挿入するため、恥ずかしさや痛みが伴いますが、詳しく調べることができます。

ウロダイナミクス検査法の検査内容は以下のようになります。

尿流検査

尿流測定と同様

膀胱内圧検査

膀胱が正常に尿を溜めたり排尿できる状態かを調べる検査になります。

尿道から膀胱へカテーテルを挿入し、人工的に膀胱に水分を溜めます。

そのため、検査前に膀胱の中を全て出しておく必要があります。

水分を我慢ができる程度まで流し込みます。その後排尿します。

低活動膀胱の方は、膀胱の筋肉が弱いため、排尿中に圧力が上がりきりません。

また、過活動膀胱の方は、水分が十分いは入りきらず、入れている途中で膀胱が収縮を起こし、排尿してしまいます。

尿道内圧検査

尿道の筋肉が正常に働いているか調べる検査になります。

膀胱内圧検査と同様、安静にした状態で尿道にカテーテルを入れます。

尿道に入れたカテーテルから膀胱が受けている圧が測定できます。

腹圧性尿失禁の方は、圧弱いため、値が低くなります。

尿漏出時圧検査

尿漏れの瞬間の、膀胱やおなかの圧力を調べることができます。

安静にした状態で膀胱か長腸に圧を測るカテーテルを挿入します。

膀胱に水分を入れ、その状態で、腹部に圧をかけ、わざと尿漏れを起こすことで、その時の圧を調べます。

尿道内圧検査と同様、腹圧性尿失禁の方は、圧弱いため、値が低くなります。

尿道括約筋・筋電図検査

こちらの検査は、単体のみの検査だと正確な診断ができないため、上記の尿道内圧検査と同時進行で行われます。

排尿時の尿道の筋肉の働きを筋電図を使用し、測定します。

肛門直近の左右の皮膚に貼り付けて測定します。

内圧尿流検査

膀胱内の圧と排尿の関係を調べる検査になります。

膀胱の中の圧を測定しながら、排尿を行い、尿の流れが悪い原因が膀胱にあるのか、尿道にあるのを詳しく調べます。

膀胱内の圧が高く、尿の出が弱い場合、尿道に何かしらの原因があると考えることができます。

前立腺肥大症の方は前立腺の肥大により尿道に負荷がかかっているため、尿道の抵抗が上がります。

内視鏡検査方法について

尿道から内視鏡を挿入し、尿道、膀胱の状態をみる検査になります。

最新の機材で細くなっているとはいえ、痛みを伴うため麻酔は行われます。

頻尿の原因となる尿道や膀胱内の炎症や、腫瘍、尿の出が悪くなる膀胱結石の有無などを確認します。

また、がんや前立腺の異常も調べることができます。

先に内視鏡検査を行うことにより、ウロダイナミクス検査結果を想定することができます。

頻尿の対策「病院で行う手軽な検査と専門的な検査」まとめ

最も代表的な頻尿の検査は手軽な尿検査になります。

頻尿の原因は様々で、その分検査方法にも種類があります。

初期状態であれば検査で痛みを伴うことはほとんどありませんが、より深く検査が必要になると、痛みや費用などもかかってきます。

ただ、頻尿の症状は放置できない病気である可能性が非常に高いため、きちんと病院で検査をし、治療を進めていきましょう。